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産休中の資格取得について

産休中に資格取得のための学習をする人も増えています。
私は子どもがいませんので、取材を通して知ったメリット・デメリットを書かせていただきます。

メリット

妊娠中は「母体の健康を保つこと」が一番です。

ただ、お腹に赤ちゃんがいるとき、お母さんが直接、お腹の赤ちゃんに対してできることは、案外少ないものです。

資格を取得したいと考える女性は、真面目で向上心が強い方が多いので、
「赤ちゃんのことを考えていると、心配ばかり沸いてくる」
ということもあるそうです。

そのようなとき、「資格を取得する」という目標を持って、精神的に前向きに過ごすことができるなら、良いことと言えます。

デメリット

まず「妊婦さんには学習・受験が難しい試験」があります。

たとえば、ホームヘルパーの資格取得には、実技・実習を受けることが必要です。しかし、途中でお腹が目立つようになってしまい、実技・実習の単位がもらえない、というケースがあるそうです。
また、ネイリストが使うアクリルパウダーは匂いが大変強いので、妊娠中は耐えられないという人もいるそうです。
アロマテラピーにつかうオイルのなかには「妊娠中は使用を控えるべきもの」がありますので、強引に学習を進めないほうがいいかもしれません。

また「全ての女性がそうだ」とは言い切れないのですが、出産・子育てが実際にスタートすると想像以上に大変で、取得した資格は眠らせたままになってしまう、というケースもあります。

私は「デメリットがあるから、学習は止めるべきだ」とは思いません。「こういう傾向がある」と知っていれば、事前に対策を考えておくことができると思い、紹介させていただきます。

大切なのは後悔しないこと

妊娠中・産休中に試験勉強をするなら「将来になって後悔しない」と決めておくことが大切です。

不合格になったときに「妊娠中だったから・・・」などと思わないこと。
「せっかく合格したのに、育児が忙しくて資格を活かせない」などと思わないこと。

後でこんな風に思われたら、気の毒なのは赤ちゃんです。

自分で選んだ試験勉強ですから、後でお腹の赤ちゃんのせいにしないよう、しっかり考えるべきだと思います。

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