資格商法の被害に遭わないために
「○○さえあれば」という考えは捨てる
私たちは「美人でさえあれば、誰もがモデルや女優になれる」ということはなく、「美人である」ことをアピールし、仕事につなげていく努力が必要です。
同じように「資格さえあれば、仕事が得られて生活に困らなくなる」ということはありません。
「○○さえあれば、人生に成功できる」という思想は、捨てましょう。
そのことが資格商法に遭わないためにまず大事なことだと、私は考えます。
二次被害に遭わないために
一度でも詐欺にあった経験がある人は、「ご自身に、被害に遭いやすい要素がある」という自覚をすることです。
そして
「かつての被害を取り戻して、自分を馬鹿にした周囲の人を見返したい」
「今度こそ、迷惑をかけた周囲の人にお詫びをしたい」
などの思いは捨てることが大事だと、私は考えています。
こういった思いが、詐欺師の甘い言葉を聞いたときに「一か八かの賭け」に出てしまうトリガーとなってしまいます。
遭ってしまった被害は被害。
それで終わらせることが、大切ではないでしょうか?
資格なんか取らないほうがいい?
ここまで、詐欺や二次被害のことを書いてきましたが、「資格取得なんて考えないほうがいい」とは思わないで下さい。
資格はないよりあったほうがいいのです。
ただ、資格取得に挑戦するなら「これさえあれば、人生が変わる」などと思わないこと。
今後の人生を生き抜いていくための道具が一つ増えただけです。
過大な夢や期待を抱くのではなく、冷静に考えられるといいですよね。