模擬試験を受けることのメリット・デメリット
資格試験の実施日が近づいてくると、資格スクールで模擬試験・演習授業などが行われます。
活用できれば、自分の実力を伸ばすことができます。ただし、デメリットもあると私は思いますので、事前にデメリットを知った上で、試験や演習を活用していくといいですね。
模擬試験・演習授業のメリット
「試験に慣れることができる」というのが、一番のメリットです。
実際の試験に近い出題形式で、各資格スクールが予想する内容が出題されます。
試験の情報を得ることができる、というのも大きなメリットです。
資格試験は、制度の改革が行われることもあります。そして、独学で学習を進めていると、新しい出題形式がどのようなものになるのかわからず、不安が募るものです。
近年の例でいえば「第40回 通関士試験」で出題形式が大きく変更され、受験生の方が驚かれたことがありました。
試験本番で、いきなり変更された出題形式に触れるよりは、模擬試験で「変わった」と知るほうが良いでしょう。
また模擬試験を受ければ、自分の実力を知ることができます。模擬試験の成績が悪かったとしても、本番までに弱点を克服することもできるのです。
さらに「第三者の採点を受ける」ことができる点も大きなメリットです。
自己採点で曖昧に済ませてきた部分が、第三者からはどう見えるのか知ることができるのです。
模擬試験・演習授業のデメリット
模擬試験・演習授業を受けることで、緊張・不安・焦りが増してしまうケースがあります。
資格試験の学習を進めるペースは人によって違うので、模擬試験の段階では知識や技術が不足していていも、本番までに勉強を重ねて合格レベルに達する人はいます。
模擬試験などを受けて、悪い点数しか取れなくても「本番で合格すれば良い」と開き直るようにしましょう。
また、周りの人が模擬試験を受けているからと、思いつきで受けるよりは、初めのうちから、学習計画の中に模擬試験を受けることを含めておくという考えが良いでしょう。